雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

すべて忘れてしまうから/燃え殻

何となく気になっていたので、図書館で予約していたのだけれど、酔っぱらって寄ったブック〇フにあったので買った。

小説もそうだったが、若い頃の焦燥感みたいなものと、諦念のようなものが、上手いバランスで表れているように思った。

全然違う人生なのにどこか共感ができるようなエピソードが綴られる。

何か良いことを言おうとしている風にまとめてしまうところも含めて、どこか過ぎ去った若い頃の感覚に重ね合わせる感じがしている。

読み手の勝手な共感ではあるが、果たしてもう一度読んだらどう思うのか、数年後、もしくは10年後にでも再読してみたい。