雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ふなふな船橋/吉本ばなな

なんとなく借りたもう一冊。

吉本ばなな氏はたぶん今まで1冊読んだことが有るか無いかぐらいだと思う。

まるで少女漫画のような小説だと思った。

性別で小説を分類するつもりはないが、主人公の独白の多さと、風景の少なさ、登場人物との会話、そういった要素が少女漫画のコマ割やト書き、セリフの感じと似ていると思う。

主人公の独白の多さ、人物設定の不可解さ、ストーリーの不安定さといったものが相まって、何やら哲学小説めいているようにも思えた。

ちょっと良くわからない小説だった。