雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

百年の愚行


いままでも、そして、これからも

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]


この本が出来た経緯を差し引いたとして、写真集としてのこの本は、何かを訴えかけてくるものがある点で、良い出来なのだと思う。タイトルの通りの20世紀という100年間に人間のしてきたことが、いろんな切り口の写真で並べられている。それは自然破壊であったり、公害であったり、戦争であったり、ゴミ問題であったり、それを『愚行』として並べられている。
100年が長いのか短いのか、どれほどの愚行なのか、そんな風に考えてみると、この本が出来た経緯に対する、自分のスタンスも決まるように思う。
そういや誰かが、「20世紀は戦争の世紀であった」と言っていたっけ。
もう次の100年のうちの7年は過ぎている。21世紀はどんな100年になるのか、私には判りようが無い。だけど、20世紀とそう変わらないような気が、おぼろげながらしている。人間という生物は、地球上に発生した時から、逆ホメオスタシス的に環境を変え続け、お互いに殺しあってきたし、これからもそれは変わらないのではないだろうか?そんな気がするだけで、別に細かな根拠も持ちあわせてないが