雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

人生論/トルストイ

以前、高校の時の同級生が、この本を読んでいる、と言っていたのをふと思い出した。
それは、もう何年前のことだったろうか?
ふと、そんな些細な記憶が蘇る時がある。
そういえばトルストイはおろか、ロシア文学に殆ど触れてこなかった。
思い出したのも何かの縁かと読んでみる。
どうやら「人生論」というタイトルは意訳のようで、「生命について」というのが近いようだ。
人として生きるとはどういうことか、について、物質、動物、人間といったレベルで論じる。
近代の科学、哲学を批判し、宗教を評価する。
何とか読み通したが、ぴんと来なかった。
トルストイの他の作品を読んだことがないからだろうか?
それとも、この本で主張されている「人として」の「幸福」というテーマから、躓いてしまっているのかもしれない。


人生論 (新潮文庫)

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