気になって読んでみた。
以前、オシテオサレテにて紹介されていたのが気になっていた。
ロバに姿を変えられた主人公が、人間社会の裏側をちら見させるのだが、何と言うか、ふざけた話ではある。
同じく古代ローマ期の小説で比べるなら「サテュリコン」が食と男色の小説なら、この「黄金の驢馬」は不倫と暴力の小説だろうか。
大量に導入される挿話が、話を読みづらくさせる。
恐らくシニカルな目線で描き出しているのだろう。
- 作者: アープレーイユス,呉茂一,国原吉之助
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/07/18
- メディア: 文庫
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