ふと読んでみたくなった。
短いストーリーながらかなり読み応えがあった。
あらすじを紹介してもしょうがない。
読んで、安部公房の物語の感じがした。
現実に違和感のある不条理な世界観がユーモラスに描かれている、というと何だか安っぽいがその安っぽさも含めて面白い。
食事を餌と言ったり、周りの人の話し方に釣られる主人公のセリフだとか、物語の中に様々な違和感が埋め込まれている。
コンビニ人間として、日常の中で普通を演じることで、自由の意味を無化している。
![コンビニ人間 (文春文庫) [ 村田 沙耶香 ] コンビニ人間 (文春文庫) [ 村田 沙耶香 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1300/9784167911300_1_3.jpg?_ex=128x128)
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