雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

凶夢など30/星新一

星新一学級文庫に誰かが持ってきたのを読んだのが、最初のような気がする。

面白くて読み漁った気がするけれど、自分で買ったのは1冊ぐらいではないだろうか。

もう、どれが既読でどれが未読だったかあやふやだけれど、この本は未読だったようだ。

気の利いた小洒落た短編小説を読むということは、まだその体験そのものを考えると、どうも自分の中で収まりの悪い感じがしている。

いわゆる週刊誌のような雑誌の中で、読み物の一つとして星新一の短篇が出てきたとしたら、すごくしっくりとくるのだけれど、星新一だけを読むことの居心地の悪さは何なのだろう。

この心地悪さを感じている今からすると、読み漁っていた中学生の頃の自分は、一体何を感じ、考えていたのだろうと考えている。