雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ドラえもん (6)/藤子・F・不二雄


改めて言うことでもないが、ドラえもんの最終回が収録されている。
もちろん、次の7巻でドラえもんが帰ってきて、大作となるのだが。
しかし、子供心にこの巻の最終回が、とても悲しかった気がする。


なぜ悲しく感じるのか?
ドラえもんを読むときに、私はのび太に感情移入している訳ではない。
さらに言えば、ドラえもん的な世界の誰かに、自分を重ね合わせて読んでいる訳ではない。
たぶん神の視点で読んでいるのだ。
そして、得てしてマンガを読むときには、神の視点で見ているような気がする。
ドラえもんの最終回を読んだときの悲しさは、ドラえもん的な世界の喪失に悲しさを覚えたのだと思う。


さて。
一時期、ドラえもんの最終回に関する都市伝説が広まったことがある。
確か高校生の頃だったか、友達との会話で広まっていった気がする。
あれは何だったんだろう?
当時はインターネットも無い時代なので、伝わるのは口伝てだとしても、どこから発生したんだろう。


ドラえもん (6) (てんとう虫コミックス)

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