小学生の頃、読み耽った本。
夏休みには、「ゲゲゲの鬼太郎」の再放送も見ていた。
夢子ちゃんだかを守って戦う正義の味方ではなく、人間界と異界との境界線上の存在だったと思う。
エンディングの歌では、下駄が独りで歩いて遠ざかってゆく姿が、何とも哀しく不気味な気がした。
この本では、水木しげる氏が、妖怪について自由自在に語っている。
改めて読み返してみたが、子供だましの手抜きはしていない。
鳥山石燕、柳田國男といった名前も登場するし、百鬼夜行に関する解説もある。
今にして思えば、民俗学や文化人類学に関する興味は、ここから芽生えてたのかもしれない、というのは言いすぎだろうか?
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