何となく読み返してみる。
体調は戻りつつあるからだろうか。
シオランのファナティックな言葉たちが、そうかもなと思わせる。
この本に納められている全ての言葉に共感できるわけでもないし、全ての言葉を理解できているとも思わない。
それでもシオランを読むのは、その時々で心に引っかかる言葉があるからだ。
だから、シオランを読むことは極めて個人的で私的な作業なのだと思っている。
今までも無かったように、きっとこの先も、シオランの言葉を友人や知人の誰かと共有することはないだろう。
- 作者: E.M.シオラン,金井裕
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1990/01
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る