雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

時の声/J・G・バラード


はめつ

時の声 (創元SF文庫)

時の声 (創元SF文庫)


バラードの短編のうち初期の方だと思う。いつ読んだのかも思い出せない。どの短編も破滅のイメージだ。小説としてはプロットで読ませるという印象。嫌いではないし、むしろバラードは好きな作家なのだが、何かが違う。ディックのダークな世界とも異なり、日常の裂け目のような破滅のイメージなのだが・・・