雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

Summon Monsters? Open The Door? Heal? Or Die? - 召喚するかドアを開けるか回復するか全滅するか/村上隆


キャラクターの強度


正直なところ、村上隆の作品が好きだ、というわけではない。
オタクの文脈から何を引き出すのか、キャラクター分析としてその強度はどうだったのか、村上隆の成功はいかにしてなされたのか、作品そのものよりも、その流通に興味がある。
海外進出計画、アンディ・ウォホールがシルクスクリーンでビジネスをアートにした文脈の加速と、浮世絵に代表される日本的な分業、そしてオタク的文脈の加速と批評、それらのコンセプトと戦略を知りたいと思った。
この本はMOT(東京現代美術館)での村上隆展のカタログでもあるらしい。