雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

社会は、静かにあなたを「呪う」/鈴木祐

他の本を読んでいたのに、3か月前に予約した本が貸出可能になったので、借りてきて読む。

ビジネス本なんて今さら読む必要も無いだろうと思うのだけれど、ビジネス系のサイトでおすすめされている本はついチェックしてしまう。

その中でもちょっと気になった一冊。

センセーショナルな表紙デザインとタイトルには、あざといセンスが見えるのだけれど、内容はというと、悪い意味で見た目に裏切られる本だと思った。

呪術や社会学の本かのように見えるがそうではない。

この本で言う呪いとは

気づかぬうちに私たちの思考と行動を縛り、時に重圧をかけてくる言葉のこと

である。

それを以下の5章で検証してゆく。

第1章 あなたの未来には、なんの希望も無い

第2章 幸せにならなければ、生きる意味はない

第3章 競争から降りて、みんなで貧しくなろう

第4章 情熱の無い人生は、無に等しい

第5章 人生は生まれで決まり、努力には意味がない

つまり、現代に警鐘を鳴らしたり、よくある自己啓発、そして占いなどの言葉が、受け手である自分たちにどのような良い影響と悪い影響を与えているのか、そしてそれらの言葉の矛盾を明らかにしてゆく。

もちろん、この本の言葉を頭から丸飲みにして信じ込むのも一つの「呪い」なのだけれど、今までなんとなく思ってたことの幾つかが言語化されているように思った。

そのひとつひとつを明らかにするつもりも無いのだけれど、そういった言語化されたことは、この本を読む価値があったのだと思った。