最近でも埴谷雄高や吉本隆明は読まれているのだろうか。
自分が高校生の頃、この二人の論争があったっけ。
というか、ちょいちょい論争していたような気がする。
人文系の雑誌も読まなくなり、そういった話題にも興味がなくなって久しい。
この対談の本では、二人は対立していないように思った。
タイトルの話題を掘り下げているのでもなく、何だか漫然と話しているようだ。
むしろ埴谷雄高の方がよく喋っている。
そういえば昔、NHKで埴谷雄高が「死霊」を解説する、というドキュメンタリーを見た気がするのだけれど、ビデオに撮ったんだっけか。
もう一度、埴谷雄高の「死霊」はきちんと読み直したい、と思った。
1997年に出ているのが最後のようだ。持っているのは此方の初版。

