図書館で借りてみた。
著者のことは全く知らない。
「阿房列車」というタイトルに惹かれただけのことだ。
だが、読んでみると、これがなかなかに面白い。
軽くさらりと読み流せる。
自称の乗り鉄のようだが、車中で爆睡していたり、うんざりしていたり、何だかずれている。
だが、旅行そのものは本物の鉄が考え、著者は乗り鉄としてそれに従うというスタイルだ。
どちらの鉄が本物なのかは知らないが、どちらにしても鉄たちの世界には、やはり何か一線がある。
そんな鉄たちが世間に知られるようになったのは、やはり、タモリ倶楽部の功労だろうか。(そんな訳無い)
そういえばちょっと前に、撮り鉄の男が、撮影の邪魔になっていた子供を、母親から強奪して、土下座をさせた、とかいう動画が話題になっていたっけ。
面白いとは思うが、一冊読んでお腹一杯な本だった。
- 作者: 酒井順子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/04/27
- メディア: 文庫
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