雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

大いなる自由/ジュリアン・グラック

だいぶ前から読みかけだったので、改めて読み返してみる。
この本は各篇が数ページから成る散文詩である。
恐らく、眼に見えるものと、そのレトリックの意外性が、詩情を呼び起こすのであろう。
だが、パリの街並みにも、フランスの田園風景にも興味はない。
だから、その意外性の距離感が、解からないのだった。
読み返していくうちに、以前読み通せなかった、その感覚が蘇ってきた。


大いなる自由

大いなる自由