だいぶ前から読みかけだったので、改めて読み返してみる。
この本は各篇が数ページから成る散文詩である。
恐らく、眼に見えるものと、そのレトリックの意外性が、詩情を呼び起こすのであろう。
だが、パリの街並みにも、フランスの田園風景にも興味はない。
だから、その意外性の距離感が、解からないのだった。
読み返していくうちに、以前読み通せなかった、その感覚が蘇ってきた。
- 作者: ジュリアングラック,天沢退二郎
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1987/08
- メディア: 単行本
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